仔猫もしくは成猫を飼うメリットデメリットを比較

これから猫を飼おうという場合、仔猫と大人の猫(成猫)のどちらを飼いたいですか?

多くの方が仔猫を飼いたいと希望します。

少しでも若い方がいい、少しでもかわいい方がいい。

十分理解できます。

ペットショップでは生後6ヶ月を過ぎた仔猫や仔犬はどんどん値引きされます。

譲渡会でも生後6ヶ月を過ぎると譲渡の可能性が一気に低くなります。

幼すぎる仔猫を求める傾向は動物たちに負担をかけています。

今回は仔猫と成猫を飼うことのメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。

のら猫先生

悪質なブリーダーが営むパピーミル(仔犬工場)は消費者側にも責任があります。
犬や猫を大量生産して大量消費することを減らすには、動物を買う側のモラルが問われています。

この記事でわかること
  • 仔猫はかわいいけど、体調の変化が大きい
  • 仔猫の時期に留守番が少なくて、猫の性格や体質の変化が許容できるなら仔猫がおすすめ
  • それ以外の人は生活に安定感のある成猫を飼う方が安心!
目次

仔猫を飼うメリット

とにかく元気でかわいい

仔猫は元気があふれています。

常に動き回って、どんな仕草もかわいい。

猫が好きな人なら間違いなく仔猫に癒されます。

カーテンをロッククライミングのように登って飛び降りてみたり、先住猫に飛びついてみたり、そこにあるものすべてがおもちゃになってしまいます。

生後6ヶ月くらいまでは本当に激しく遊び、1歳くらいで落ち着いてくることが多いです。

長いと2歳くらいまで仔猫のような仕草をする場合もあります。

人慣れしやすい

成猫に比べ仔猫の方が人に慣れやすいです。

のら猫出身でビクビクして噛みついてくる場合でも、仔猫の方が早く人に慣れます。

2週間ほどでゴロすりの猫に変わることもあります。

仔猫には周りの環境に適応しやすい社会化期があるためです。

反対に成猫で人に慣れていない場合は長期的に少しずつ慣らしていきます。

長期戦ですが、少しずつ慣れていくことが多いです。

仔猫を飼うデメリット

体調を崩しやすい

仔猫はとにかく体調が変化しやすく、体力も少ない。

生後2ヶ月の仔猫の場合、体調を崩して3日間下痢してご飯を食べられないと、命に関わることもあります。

生後1ヶ月以内の乳児猫の場合、まる1日ミルクを飲めないだけで死んでしまう可能性が高いです。

外で生まれた仔猫が体調の変化でたくさん命を落としています。

仔猫は本当に弱い動物です。

成猫なら3日間の絶食が命に関わることはまずありません。

長く留守番できない

体調を崩しやすいから、飼い始めた時は長く一緒にいる時間が必要です。

飼い始めは猫も強いストレスを受けています。

体調の変化をよく観察して、なにかあればすぐ猫を譲渡した人に連絡するか病院へかかってください。

このため留守番が多いご家庭は、仔猫の譲渡を断られてしまうことがあります。

のら猫先生

動物保護団体から猫の里親になることを検討している方もいると思います。
里親を希望する方が家を空ける時間が長い場合、譲渡が成立しにくいことがあります。
特に仔猫の場合は留守番中に体調を崩すと命取りになることがあります。
猫を飼い始めるときは、仕事や家庭の時間に余裕のある時期をおすすめします。

目が離せない

仔猫は元気に勢いよく遊びますので、予測のできないイタズラややんちゃをします。

カーテンを登ってテッペンから飛び降りて骨折することもあります。

タオルを噛みちぎって飲みこんでしまったり、狭いすき間に入って出られなくなったり。

仔猫にとって室内は危険がいっぱいで、目を離すことができません。

留守番を長くできない理由のひとつです。

ご飯を変える必要がある

乳児猫にはミルク、仔猫には離乳食や仔猫用フード、成猫には成猫用フードがあります。

ご飯を変更する時に、新しいご飯を食べなかったり、食べたけど下痢や嘔吐があったりします。

ご飯を変える時にも体調の変化を気にしてください。

1日に3回以上のご飯が必要

仔猫の消化器は未発達です。

仔猫は一度にたくさん食べると、下痢や嘔吐などの消化不良を起こすことがあります。

成猫の場合は1日2回のご飯を与えることが多いです。

仔猫の場合は少量ずつに分けて、1日3回以上必要です。

性格が変わるかも

猫の性格が大人になるにつれて変わることがあります。

仔猫の時はおとなしかったけど、成猫になったら触れなくなった。

猫パンチが出るようになった、人のかかとを獲物に見立てて噛み付くようになった。

などなど結構いろいろな性格の変化があります。

もちろん、攻撃性があった仔猫がずっと寝てる成猫になることもあります。

好きなトイレや爪とぎの癖がわからない

猫にもトイレの好き嫌いがあります。

猫砂やトイレの形が嫌いな場合、別の場所で粗相してしまうこともあります。

トイレをしつけるというよりも、好きなトイレの環境を整えるイメージです。

犬のようなトレーニングは基本的にできません。

爪とぎも注意が必要です。

仔猫の時は、成猫になってから爪とぎをどのくらいするかわかりません。

大人になるにつれて爪とぎを始めて、ソファーでガリガリ、壁でガリガリする場合もあります。

すべての猫が爪とぎ用の段ボールを使うとは限りませんので、心の準備をして下さい。

体質がわかりにくい

大人になるにつれて出てくる体質があります。

耳が汚れやすかったり、アレルギー体質だったり、おしっこに結晶が出やすかったり。

動物なのでそれぞれ性格が違えば体質も違います。

猫の体質に合わせて、定期的な通院や療法食が必要になってきます。

仔猫を飼うとこれを手探りで解決していかなくてはいけません。

成猫を飼うメリット

すべてが安定している

仔猫を飼うデメリットの反対です。

性格、体質、体調、ご飯すべてに安定感があります。

自分の好きな場所を見つけてゆったりくつろぐ姿はまさに猫の王道。

成猫は成猫で癒しがたくさんあります。

体質や体調の変化が少ないのは譲渡する側から見ても安心です。

例えば、尿に結晶が出やすい体質だったとしても療法食などで対応することができます。

少し他の猫と違う体質だったとしてもあらかじめ対処方法がわかっています。

初めて猫を飼う方は安心して飼い始めることができます。

猫の留守番が長いご家庭は成猫がおすすめです。

成猫を飼うデメリット

人に慣れていない場合は長期戦

こちらも仔猫のメリットの反対です。

人に慣れていない成猫を保護した場合、人慣れさせるのはかなり労力が必要です。

保護猫カフェでも人慣れしていない成猫もいます。

スタッフさんとお客さんが総出で毎日声をかけたり少しずつ触ったりして慣らしています。

まとめ

仔猫を飼うのも成猫を飼うのも楽しいと思います。

しかし幼ければ幼いほどいいという考えが多ければ、悪徳なブリーダーやペットショップが長く生き残ります。

動物に負担をかける業者が淘汰されるためには、正しい考え方が必要です。

結論だけ言えば、自分の希望と条件を照らし合わせて、運命を感じた猫を選ぶのが一番いいと思います。

その時に成猫も選択肢に入れて欲しい。

成猫は本当に譲渡するまでに時間がかかります。

人気のある仔猫の裏側で、たくさんの成猫が新しい飼い主を待っています。

安定感のある成猫も視野に入れてご縁を見つけて下さい。

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