猫の繁殖力が問題の根源

猫は繁殖力がかなり強い動物です。

犬と比べても圧倒的な強さです。

犬にはない特別な仕組みも原因になっています。

なぜ猫の繁殖力が高いのか、なぜ高い繁殖力が問題になっているかお伝えします。

  • 交尾排卵でほぼ100%妊娠する
  • 妊娠期間2ヶ月しかない
  • 年間に最低2回は出産できる
目次

交尾排卵ってなに?

猫は交尾排卵動物といって、交尾をするとその刺激で排卵します。

排卵とはメス猫の卵巣から受精する前の卵子が子宮の中に出てくることです。

メス猫は1回の発情で複数のオス猫と交尾をします。

交尾の回数が増えると、排卵のための刺激が強くなります。

排卵すると、受精し妊娠します。

そのため交尾をすればほぼ100%妊娠してしまいます。

犬にはない特別な仕組みです。

妊娠期間はどのくらい?

妊娠期間が2ヶ月と短く1年間で2回から多くて3回出産できます。

仔猫は生後6ヶ月で発情するため、生後1才になる前には出産します。

1回に平均4匹ほど出産します。

下の画像のように理論上は1匹メス猫がいると3年後に2,000匹になります。

しかし通常はすぐに頭打ちになります。

仔猫はとても弱く半数近くが死んでしまうこと、猫の頭数が増えるとエサが不足したり、ケンカやストレスが増えることから長く生きる猫は減ります。

出典:もっと飼いたい?犬や猫の複数頭・多頭飼育を始める前に
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2305a/full.pdf

猫は季節繁殖

猫の繁殖は季節性があり季節繁殖動物です。

明るい時間が短い季節は発情しません。

冬は妊娠が少なく発情や妊娠が少ないです。

しかし室内飼育の場合は光をたくさん浴びるため、年中発情できます。

室内飼育の多頭飼育崩壊が短期間で起こるのはこのためです。

多頭飼育崩壊

多頭飼育崩壊とは、飼育している動物の数が増えすぎて、衛生的に管理できる能力を超えてしまっている状態です。

写真は多頭飼育崩壊の現場です。

決して広くない平屋の戸建に猫61匹がいました。

近親交配で奇形も多い

多頭飼育は近親交配で奇形の猫が多くいます。

足が変形していたり、神経的な異常の猫もいました。

もちろん妊娠している猫がいたり、子宮が異常になっている猫もいます。

多頭飼育崩壊は誰にでも起こる

拾って来た1匹のメス猫が出産して、その子供が成長して出産したら一気に20匹です。

不妊手術をせずに放置すると、崩壊してしまうまでに2年も必要ありません。

多頭飼育崩壊は誰にでも起こり得ます。

室内で起こることなので、周りの住人も気がつかないことが多いです。

猫の繁殖力の危険性を知らなくてはいけない

多頭飼育崩壊を起こしてしまう人は、猫が好きな人が多いです。

しかし、猫の繁殖力に対する知識がなく、危ないと感じた時にはすでに手遅れになっていることが多いです。

猫を飼ったり、外の猫の世話をするなら、猫の繁殖力に関する知識は絶対に必要です。

知識がないことで、猫好きな人が猫を苦しめてしまう多頭飼育崩壊が、日本中で起こっています。

目次