仔猫を連れた母猫の不妊手術はいつからできる?

「手術をしたいメス猫が、仔猫を連れているようです!」

「手術はいつできますか?」

とてもよく聞かれる質問です。

結論から言うと、出産後1ヶ月程度で母猫の手術をすることができます。

理由を詳しく説明していきます。

目次

母猫の手術はいつでもできる

極端な言い方をすると、母猫の不妊手術は、妊娠中でも出産直後でもいつでもできます。

猫の妊娠期間は約2ヶ月です。

妊娠していれば、堕胎手術となります。

妊娠中は子宮が大きくなっている分、手術の傷は大きくなります。

出産直後の場合も、子宮がまだ収縮していないため手術の傷は大きくなります。

また、出産後は乳腺が発達していて、子宮がもろくなっていることから手術がやや難しくなります。

母猫のことだけを考えれば、手術はいつでもできます。

次の妊娠が心配なので、なるべく早く手術した方が安心な気がします。

では、なぜ出産後1ヶ月待つ必要があるのでしょうか?

仔猫を守るために、産後1ヶ月手術を待つ

生後1ヶ月齢以内の仔猫は、母猫のつきっきりのお世話が必要です。

仔猫は自力で、ご飯を食べたり、排泄したり、体温調節もできません。

生後まもない仔猫が母猫と数時間離れてしまうと、死んでしまう可能性があります。

つまり、仔猫が母猫から離れてしまうことを防ぐために、産後1ヶ月までは待ってから手術した方が安全です。

1ヶ月齢を過ぎると、仔猫は自力でご飯を食べ始め、排泄や体温調節ができるようになります。

できれば仔猫が自分で食べているのを確認してから手術

相談者様

1ヶ月齢の仔猫ってどんな感じ?

相談者様

いつ仔猫が生まれたかは分からない。

見た目だけで生後1ヶ月齢と判定するのは簡単ではありません。

乳歯の生え方や体重などで総合的に判断します。

一番簡単な判定方法は、ご飯を自力で食べるかどうかです。

仔猫が見える場所にいるなら、仔猫にウェットフードを与えてみてください。

ウェットフードをしっかりと食べてくれたら、生後1ヶ月齢以上です。

母猫と数時間離れても、ご飯を与えておけば安全です。

できれば、仔猫を一時的に保護しておくとより安心です。

見えるところでご飯を食べていれば確実ですね。

自力でご飯を食べていたら生後1ヶ月以上

産後直後の猫が捕まったら、手術して当日に放すことも

事前に、のら猫の出産状況をすべて知ることは不可能です。

手術をするために捕獲した猫が、実は出産してまもなくだったということはあります。

手術時の子宮の状態を見て、判断できます。

その場合は、母猫が麻酔から早く覚める処置をして、当日に元の場所へ戻すことがあります。

母猫にとって負担の大きい処置ですが、仔猫の元へ戻り、仔猫を無事に育ててくれることもあります。

手術当日に元の場所へ戻すかは、獣医師とご相談ください。

仔猫が生後3ヶ月なら母猫は妊娠してるかも

猫の繁殖力はとても強いです。

栄養状態が良ければ、1年で2回は出産します。

仔猫が離乳した後、すぐに発情して妊娠します。

3ヶ月齢の仔猫がいるから、まだ大丈夫と思ってはいけません。

産後3ヶ月のメス猫は、発情や妊娠が始まっている可能性は十分にあります。

そのため、出産後1ヶ月を過ぎて、仔猫が自力でご飯を食べることが確認できたら、母猫を早めに不妊手術するようにおすすめしています。

産後直後から発情するメス猫も

通常、出産直後で哺乳をしている母猫は発情しません。

仔猫に哺乳することによって体内でホルモンが分泌され、発情が起こりにくくなります。

しかし、ごくまれに出産直後から発情して妊娠してしまうことがあります。

すごく幼い仔猫のお世話をしながら、妊娠して妊娠期間の2ヶ月後には出産します。

仔猫が幼くても、妊娠している可能性があります。

いずれにしても、仔猫の様子を注意深く見ながら、早めに手術する方が安心です。

仔猫は生後2ヶ月齢以降なら手術できる

動物病院によりますが、早期不妊手術をしている病院では、仔猫が2ヶ月齢になれば手術できます。

3ヶ月齢以降なら術後の体力低下の心配も少なくなります。

通常、仔猫は生後6ヶ月で発情すると言われていますが、性成熟の早い仔猫では4ヶ月齢から発情します。

仔猫だからと手術の時期を待っていると、いつのまにか妊娠していることがあります。

自宅で保護している猫同士の交尾なら、多頭飼育崩壊の始まりです。

次の猫の場合は3ヶ月齢以降になったら早めに手術することをおすすめします。

  • 外にいてどこに行くかわからない仔猫
  • 自宅で保護しているが、オスとメスを分けられる環境を作れない

まとめ

母猫の不妊手術はいつでもできますが、仔猫を守るために産後1ヶ月まで待った方が安全です。

産後3ヶ月もすると次の妊娠が始まるため、次の妊娠の前に不妊手術しましょう。

仔猫も3ヶ月齢以降なら、早めに不妊手術することをおすすめします。

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