猫が迷子になった時にできること

猫の脱走はあってはならないことです。

しかし、脱走対策をどんなにしていても、何かのはずみで脱走されてしまうことはあります。

「猫は液体」と言われるほど、わずかな隙間から逃げてしまう可能性があります。

脱走して迷子になった猫は、ご飯も食べられず痩せていきます。

今回は、万が一脱走された時を想定して、対策を説明します。

目次

猫がいなくなった時にすぐやること

なるべく早く動く

猫がいないことに気づいたら、なるべく早く動き始めるべきです。

脱走した直後なら、猫はまだ近くにいるはずです。

いち早く動き始めることで、猫を探すための範囲が狭くてすみます。

家の中もしっかり探す

実は家の中にいることもあります。

ソファの裏側、クローゼットの奥、ピアノの中、あまり使わないカバンの中など、まずは家の中をしっかりと探してみましょう。

確実に家にいないことを確認してから、外を探し始めます。

  • ソファの裏側(裏の穴から中に入ることも)
  • クローゼットの奥
  • ピアノの中
  • あまり使わないカバン

近くをしっかり探す

猫はテリトリーを大切にします。

急に遠くへ行くことは少ないです。

猫の1日の移動距離は5〜50メートルと言われています。

まずは、家の周りの室外機の下や、植木の隙間、車の下、縁の下、物置の下、ウッドデッキの下などをしっかり確認しましょう。

そこにいなければ、以下の対策をひとつでも多く開始して下さい。

「そのうちに帰ってくるかも。」と待つうちに、手がかりは少なくなります。

  • 室外機の下
  • 植木の隙間
  • 車の下
  • 縁の下
  • 物置の下
  • ウッドデッキの下

使っていたトイレ砂や毛布を外に置く

外の世界を知らない猫は、自分がどこにいるか分からなくなっています。

自分の家の目印として、脱走した猫の匂いのついたトイレ砂毛布を外に置いておきましょう。

自分の匂いが確認できれば、家の近くから離れる可能性を低くできるかもしれません。

猫を譲渡した人に伝える

譲渡された猫なら、なるべく早く譲渡した人に伝えた方がいいです。

後ろめたい気持ちから、猫が逃げてしまったことを隠してしまう場合があります。

猫を譲渡した人は、猫のことをとても気にかけていますし、その猫のことを熟知しています。

猫が隠れそうな場所や、行きそうな餌場についても知っているかもしれません。

何かしらの協力を得られるはずなので、必ず一番初めに連絡するようにして下さい。

猫がいなくなってから次の日までにすること

自治体に届け出をする

猫を保護した人が自治体に連絡することがあります。

なるべく早く自治体へ連絡するようにしましょう。

警察署、保健所、動物指導センター、清掃事務局は連絡をしておいた方がいいです。

自治体の管轄が違うと、情報が共有されない場合もあります。

猫が市区町村を越える可能性があれば、隣の管轄の自治体にも連絡した方がいいです。

清掃事務局は、交通事故で亡くなった動物を回収して焼却しています。

動物が交通事故にあった時のことも考えて、連絡しておきましょう。

埼玉県「飼い猫が迷子になったら」(別サイト)

  • 警察署
  • 保健所
  • 動物指導センター
  • 清掃事務局

家の前に餌を置き続ける

猫は家から脱走したことで、いつものご飯が食べられなくなります。

猫は知らない環境ではご飯をもらえないので、家の近くに帰ってくることがあります。

玄関前にいつものご飯を置いておきましょう。

ご飯が減っていれば、猫が帰ってきている可能性があります。

できれば録画機能付きのウェブカメラを置いて、脱走した猫であるか確認できれば確実です。

出ていった窓やドアを開けておくと、そこから戻ってくることがあります。

防犯上問題のない範囲で、窓やドアは開けておきましょう。

近くの餌場を探す

地域には、外猫のお世話をしている場所がいくつかにあるはずです。

外猫が餌をもらう場所なので、餌場とも呼ばれます。

定時になると、猫のお世話をする人が餌を持ってきます。

餌場には猫が集まるため、他の猫に混じって逃げた猫がご飯をもらっていることがあります。

餌場に新しい猫が来ていないか、情報を集めましょう。

餌場によく来る人に、写真やポスターを渡しておくと連絡が入りやすいです。

ポスターをはる

ひとりで猫を探すのは大変です。

近所の家を、一軒ずつ詳しく探さなればいけません。

これでは時間がいくらあっても足りません。

ポスターやチラシを使うことで、猫を見つけるための目を増やし、発見する可能性を高くすることができます。

コンビニ、動物病院、スーパーで貼らせてもらえることがあります。

ポスターを無断で街頭に貼ると、軽犯罪となりますので必ず許可を取りましょう。

猫が見つかった時には、ポスターをはがす必要があります。

チラシ作成をプロにお願いすることもできます。

ペットレスキュー迷子猫チラシ作成(外部サイト)

サイトを参考に、自分で作ってみるのもいいと思います。

ポスター(チラシ)を配る

猫が脱走した近所には、一軒一軒回ってポスターを渡しておくと情報が入りやすいです。

猫を探してくれる目を、少しでも増やすことを心がけて下さい。

猫が見つかる可能性を高めるためにやること

SNSで拡散する

SNSの拡散性は強力です。

迷子を探す記事は多くの方が拡散してくれる可能性があります。

しかし、猫が近場にいるのに、遠方の人へ情報が拡散されても意味がありません。

近場に隠れている猫に対しては、ポスターやチラシの方が有効だと言えます。

動物探偵に依頼する

迷子になった動物を探す動物探偵という仕事があります。

現在はたくさんの探偵がいるようなので、しっかりと調べた上で頼むようにして下さい。

3日で10万円程度というのが相場のようです。

実際に探偵に探してもらわなくても、電話やオンラインで相談してアドバイスを受けることもできるそうです。

ペットレスキュー(別サイト)

譲渡された直後なら、元の飼い主の家を目指すことも

猫には帰巣本能があります。

たとえ初めて連れて来られた場所でも、数キロ程度なら元いた場所へ戻ることができます。

実際に、5kmほど離れた場所で猫が逃げて、1ヶ月後に猫が戻ってきたということがありました。

譲渡された直後の猫は、環境の変化で緊張しています。

猫が脱走しやすい状況にあり、注意が必要です。

迷子になった場合は、元の飼い主の家に帰る場合もあることは頭に入れておきましょう。

猫が見つかった時に気をつけること

見つけた猫を保護する

猫が見つかっても、きちんと保護できるまでは喜べません。

迷子の猫は警戒しているため、簡単に捕まえることができません。

手で捕まえられそうな時は、そっと近づきケージか洗濯ネットに入れましょう。

手で持ったまま家に連れて帰ろうとすると、また逃げられます。

捕獲器やケージを使う

猫が興奮しているときは、飼い主が近づいても逃げてしまうことも多いです。

捕獲器を使った方が安全な場合があります。

地域にTNR活動をするボランティアさんがいれば、捕獲器を貸してもらえることもあります。

捕獲器の使い方は別の記事をご覧下さい。

また、捕獲器で猫を捕まえようとすると、野良猫が捕まってしまうことがあります。

耳カットがなければ、不妊手術されていない可能性があります。

耳カットがない猫が捕まった場合は、地域のボランティアさんにも相談してみましょう。

保護できたら動物病院へ

迷子になっていた間に、何があったか知ることは難しいです。

ノミが感染していたら、家の中や同居猫にも広がってしまいます。

猫同士のケンカ、知らない場所を歩いたことによるケガ、エサを食べられなかったことによる栄養不足や脱水があるかもしれません。

特に猫同士のケンカによって、猫免疫不全ウイルスや猫白血病ウイルスが感染した場合は、他の同居猫に影響があります。

動物病院で全身状態を確認してもらい、必要な処置をして下さい。

まとめ

もし、すでに猫が迷子の状況なら、できることをひとつずつ積み重ねていくしかありません。

ペット探偵でも発見率は7割程度だそうです。

反対に言えば、3割は見つかりません。

迷子猫の見つけ方に関しては、他サイトでも取り上げられています。

なるべくたくさんの方法を使えば、すこしずつでも発見率を上げることができます。

迷子猫が無事に家に帰れること祈っています。

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